即効果!若者成長術!!

あなたは、今どきの若者とうまくいっていますか?
そう聞かれるとあなたは、なんと答えますか?
私は、今はうまくやっています。と答えます。何故ならば、・・・。
答える前にご挨拶。
今月も私、松井洋治のニュースレターをお開き頂きまして誠にありがとうございます。
今月は、今どきの若者、特に大学生に焦点を当てて報告してみたいと思います。
現在、当社には大学生2名と院生1名合計3名が我々の仕事をサポートしてくれています。
そして先日母校におもむき20名の大学生と1時限をともにする機会がありました。そんなこんなでもちろん皆さんの中にも大学生のお子さんを持っている方や業務で異世代と接触のある方もいらっしゃると思います。「知っているよ」思われる方もいらっしゃると思いますが、今回は私の(独断ですが)2つの体験をお伝えしたいと思います。


21才青年のはっとした一言


まず、一番目です。
当社の21歳のアルバイトスタッフの話です。彼は横浜の国立大学の3年生です。
当社へアルバイトに来てまだ3ヶ月弱のピカピカのニューフェイスです。
そんな彼の最大の悩みは、今運営している学生団体の運営について悩んでいるそうです。
そんな中、【すごい会議】風にどうすれば団体のモチベーションを高めて一致団結できる?と聞いてみました。
すると彼の口から意外な言葉が返ってきました。
「理念を浸透させることです」
私は、はっとしました。
40歳経営11年目の私でさえココ4~5年前にやっと理念の大切さに気づいた程度なのに
わずか21歳の若者が理念を口にするとは想像もしていませんでした。
しかも普段ちょっとあどけなさが残る彼が真顔で言い切るのです。
若者たちも2極分化しているのでしょうか。
テレビや新聞ではニート問題と言われていますが
実際には学生のうちから理念を意識している若者がいるのです。
確かに我社の学生アルバイト3名は将来 起業を目指す有望な人材です。
そんな彼らが我々の将来のライバルになると思うと末恐ろしくなりました。
我々30代40代50代そして・・・。
若者をばかにしている場合ではありません。
情報化時代の出来る奴らは、とことん出来る。
「ばかにする前に足場を固める必要がありますぜ、松井さん」
そんな声が聞こえて来た出来事でした。
皆さんも若者に前向きな接し方をしてみてはいかがですか。


ネガティブ大学生の悩みごと


もうひとつは、毎年恒例の母校訪問です。
ある母校の外部講師の方との出会いにより、毎年1度・1時限を私に自由にする時間を与えてくださいます。出来の悪かった私にはとてもうれしい90分です。
 
 
例の質問


今年も例年にもれず恒例の質問をさせていただきました。
そうです。
今回で6回目になりますが毎年決まった質問を学生たちにするのです。
その回答で世相が分かるのです。
ちょっと大袈裟ですが。
その質問は「今、悩みのある人」。
これにより、すごく人数の多い年があったと思えば翌年は一転して1、2名しかいなかったりと僅か一年でこんなにも違うのかと思います。
しかし今年は、またちょっと違うおもむきです。
「悩みある人」の私の呼びかけに「ある」にも「無い」にも両方手を上げない若者が3分の1も居るのです。
「俺もすっかりなめられたなぁ」と思いながら、その中でも思いっきりネガティブモードの彼に聞いてみることにしました。
 
 
10年来の悩みの答え


「どうして手をあげないの?悩みはないの?」
すると彼は
「10年も悩んでいる悩みがありますが…、どうせ答えて貰えない悩みなので相談しても意味が無い」と言うのです。
ますます、ファイトが沸くではないですか。
そんな彼にしぶしぶ言わせて見ると彼の質問は、「人間は、何のために生きているのか」という質問でした。
ばっかじゃないの?と思われる方も多いかと思います。
しかしこちらも真剣です。
OBの威厳にかけてもこのネガティブボーヤの納得のする回答を彼の分かる言葉や表現で導き出さなくてはならないのです。
そこでまず彼に質問をしてみました。
「君が思うには、何のために人間は生きているのだと思う?」と聞いてみました。
しばらく考えた彼は、
「誰かが居てその人の暇つぶしのために人間が生きているのだ」と言うのです。
誰かとは神様とか宇宙人とかということだそうです。
そしてその人たちは作るだけ作った人間をどんな行動をするか遠目から見て暇をつぶしているのではないかと考えたそうです。
そこでもう一度聞いて見ることにしました
もしそうであったら君はその人たちの前でどんな風に生きてみたい?
すると超ネガティブ男(オーラ付き)の彼の一言に私も耳を疑いました。
「精一杯生きる」
そうです。
彼の導き出した人間はなぜ生きるのかという答えは
「人間は一生懸命、精一杯生きるために生きている」ということです。
一杯、一生懸命生きる


私の母校ではラグビーは日本一になりますがそれ以外はすべてに中の下。
学生も思いっきりそういう観念の元、授業を受けています。(意見や質問より感じます)
今回、講義前にとった「あなたにとって最高の10年後のイメージ」と言う問いに、なんと8割の学生が公務員か普通の一般企業に勤めたいと言う回答をしました。
「それはなぜ?」と言う問いにも「リストラが嫌とか安定に勝る最高なし」との回答です。
そんな月とすっぽんの、すっぽんの彼らもチャンス次第でいくらでも変わるきっかけは在るのだなぁと思った瞬間でした。
出席した学生たち全員が、それに気付いてくれたと思います。
きっと彼は精一杯これからの10年を生きてくれるでしょう。


やはり人材育成!
我々中小企業経営者は、その喜ぶべき素晴らしい課題を与えられた人間なのです。
私もつい最近まで若者を勘違いしていました。
しかしこの2つの出来事でそして自分の20代前半の不甲斐ない姿を思い出し、
人材育成に彼らと共に取り組んで行こうと改めて決意した次第です。
今月も大変長文になってしまいました。
最後までお付き合いありがとうございます。
是非またご意見を賜りたいと思います。
若者と我々世代そして諸先輩方へ心より感謝 申し上げます
株式会社 ジャパンパーソナルコンピュータ 代表 松井 洋治

即効果!若者成長術!!」への6件のフィードバック

  1. 近都賀彦 返信

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    今月号も楽しく読ませていただきました。
    え、理念を浸透させることですって。
    今の大学生、凄いのがいるのですね。
    それとも、殆ど、そんな考えなんですかね。
    空恐ろしいというか、逞しいというか。
    多分、松井さんの会社へ来られている人は松井社長に似て凄いんですよ。
    「精一杯、一生懸命生きる」良い言葉ですね。
    そうですよね、精一杯生きないと。
    お互い、がんばりましょうね、松井さん。

  2. 片山宏司 返信

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    松井さん。今月も読ませていただきました。奥の深い話をありがとうございます。
    「理念」と「生きる」・・・・参考になりました。御互い、燃える理念(夢ビジョン)をもって、志高く生きて生きたいですね。来月も待ってます。京都は暑くなってきました。

  3. 永井昭憲 返信

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    松井さん☆
    お世話になっております(^ー^)/
    僕は、今年24です。ちなみに、高卒・・・笑)
    今まで大学生を超ナメてました・・・
    僕の大好きな言葉は「一生懸命」→「一所懸命」
    生まれて来た事自体には意味は無いと思います。
    「どう生きるか」そこに意味があるんじゃないすかね☆
    [太字]精一杯、一生懸命に生きる[/太字] いいじゃないっスか!熱い!!

  4. 松井洋治 返信

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    近都さん
    松井です。いつもありがとうございます。
    サッカーもそうですが、今の若者のTOPランクは、
    Worldクラスですね。
    私的には近都さんの息子さんの将来も相当だと思います。
    とても楽しみですね。
    感謝
    松井洋治

  5. 松井洋治 返信

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    片山さん
    毎度ありがとうございます。
    お互い熱く厚い人生を送りましょう。
    では、また
    松井洋治

  6. 松井洋治 返信

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    永井さん
    ありがとうございます。
    あなたも十二分に負けていませんよ。
    私の推薦する「素晴らしき若者ベスト5」はいる男です。
    これからもよろしくね。
    松井洋治

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