みなさん こんにちは、ＪＰＣ松井です。
今月もニュースレターを送らせていただきます。
今月はインタビュー！
今年になって知り合った経営者のＳさん。この方の素晴しい話を
是非、みなさんとシェアしたいと思い今月の特集とさせていただきました。
９０００万円の債務が突然あなたの元へ。
あなただったらどうしますか？
突然背負った9,000万円の債務
今月のインタビューはＳさん。
中部地区でオートバイの部品製造会社を経営されている方です。
７年前のある日の事です。
Ｓさんの下に突然の連絡が来ました。
それは、友人であり創業からお互いを助け合って来たＴさんからの倒産の知らせでした。
そう、何を隠そうＳさんは、Ｔさんの保証人になっていたのです。
創業時より相互が保証人になっていた関係だったのです。
その額、約９０００万円。
Ｓさんは、突然９０００万円の債務を背負う事になったのです。
あなたならどうしますか？
その時、Sさんの出した答え
選択肢は限られます。
１． 連鎖倒産
２． 何とか返済する
３． 命を代償にする
４． 借りて返す（同じか）
実は、Ｓさんの選択肢はここには無かったのです。
Ｓさんの選んだ選択肢はウルトラＣ。
そう「返さない」と言う選択肢だったのです。
返済対策と借り入れが出来ない中で
それからと言うものＳさんは全てのツテやコネクションを使って
返済をしなくても済む方法を模索しました。
その結果Ｓさんはなんと失うものを最小限に押さえその選択肢を見事に達成したのです。
その粘りと工夫といったら相当ものだったと思います。
そのひとつに給与差し押さえ。
これについてはなんと社長を退任し、その書類を裁判所と債権者へＦＡＸすることで回避したというのです。
また、ご自宅においては流石に競売となり手放し長屋のアパートへと移られたそうです。
結局失ったものは３年間済んだ自宅と現金は２万４千円だったそうです
社員一丸となった再起！
でも、ここからも物語。この事により自社の運転資金の借り入れが出来なくなったのです。
これについても社員さんを集め説明したそうです。
「状況はこうだ。ある物でやって行くしかない。協力して欲しい」
社員さんたちも同意してくれて再起をかけて再スタートしたそうです。
そして何とかその苦難をみんなで乗り越え
ここ５年では５期連続増収、増益の快挙を達成しているそうです。
人は定着し皆がそれぞれ主体性をもって働いているそうです。
そんなＳさんの今の目標は５０期連続増収増益だそうです。
Sさんから学んだこと
わたしは、今回のＳさんから改めて２つのことを学びました。
１． 絶対に諦めない事。方法は必ずある
２． ピンチは本当にチャンスである
スペースの関係でご紹介できませんが
Ｓさんは他にも私に沢山の事を教えてくれました。
５０期連続増収増益の秘策とか。
これはみなさんにお会いした時に私もお話できるよう実践してみます。
最後になりますがＳさんの奥様も素晴しい。
Ｓさんの奥さんは現在 の暮らしを心から喜んでいるらしい。
新しく購入した家を手放し移った先での新しい人間関係を心から受け入れ順応していると言う
その新しい人たちの出会いに「Ｔさんに感謝しなくてはね」なんてことを今では言うそうです。
そんなＳさんと奥様に感謝して今号を終りたいと思います。
感謝 松井 洋治
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最近読んだ文章の中で心に残ったことがあります。それは「アリストテレスの考えだそうで、幸せな人は不運を受け止めてそれにふさわしい態度で接し乗り越えて行く。だから幸せな人はどんな状況に置かれても惨めな人間とならない」という言葉です。
Sさんの行動もこれにあてはまると思いました。
そして、どのような状況でも解決策があるのだということ。それを探すエネルギーを持ち行動することができること、それが幸せな人になるコツなのかなと思いました。
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Sさんの奥さまは本当に素晴らしいですね。
私には本当に真似できないことです。
そんな中でも感謝の心が持てるなんて。
私もそういう人になりたいと思いました。