微差が生んだNo1(日本一)

みなさんこんにちは
松井です。
近況を報告します。
最近は週に1回程度の頻度で経営者の会の
みなさんのところを訪問させていただいています。
そこから得られる貴重な情報を出来る限りお伝えしていきます。


『こだわりフレンチ』と『デリバリー』


先日、渋谷区の経営者Aさんのお店に訪問させていただきました。
そちらのお店は渋谷区に1店舗、横浜に1店舗
そして港区に1店舗飲食店を経営されています。
そのうち基幹店となる渋谷区のお店は
こだわりのFrenchレストランです。
そのAさんが昨年出店したのは釜めし店でした。
しかもFCのデリバリー店と聞いたから最初はびっくりです。
しかし、そこには時代背景、
緻密な分析と戦略、大きなプランが隠されていたのです。
+最後は愛と勇気の決断だったのです
時代背景とは人口の推計の事です。
中でも生産性人口の減少に注目したのです。
人口の推計
Aさんはお店のメイン顧客は生産年齢人口(15~64歳)の層に含まれます。
この人口の減少を的確に捉え事業の見直しを決意していたのです。
そして図を見ると分かるもう一つの現象は老人人口増加です。
体の動く生産人口から老齢人口の増加を考えると
今後、発展するのは
外食ではなく中食であり内食になる訳です。
そこでAさんが決断したのは大がかりな仕掛けをつくるものではなく
小さくて単純化され緻密で誰でもできる努力を積み重ねることでした。
FCの基本ノウハウに自社のコアバリューを加えると言う必勝パターンの構築です。
それは一見すると微差です。
これが大きな結果の違いをもたらす源です。
Aさんと私の間では斉藤一人さんの本を引用して「微差力」と表現していました。
そしてその中からAさんは、今日から使えるノウハウを
惜しみなく私達へ出して下さいました。


Aさんのアイデンティティとは?


そんな中 私に、一つの疑問が生れました。
Aさんは、ご自分の会社でどんな存在ですか?
(自己認識。アイデンテティーを探る質問です)
Aさんは、ひと言
「監督?」・・・「サッカーの監督」と答えられました。
監督の仕事は戦略を立て選手に実行させることです。
まさにこれを徹底して実践されていました。
勝つための戦略を練り選手であるスタッフに
浸透させていきます。そして試合(現場)で実践してもらう。
Aさんは
戦略家であり選手育成プロフェッショナルです。
また顧客を楽しませる演出家でもあると思いました。


微差が生んだNo1(日本一)


そしてそのAさんの釜めしのお店が今回、チャンピオン(売上日本一)になったのです。
約120店舗の釜めしチェーン店の中のNo1(日本一)です。
立地は決してNo1(日本一)ではありません。
地域における世帯数や夜間人口は決して多くはありません。
そんな条件を克服して日本一となりました。
そこに至る勝因のひとつは、
デリバリー店にフレンチのサービスを持ちこんだ事にあるように思えました。
食の世界で
デリバリーのサービスと言えばあまり多くを望めません。
しかし、そこにフレンチで培ったおもてなしの精神を
みごとに配達するスタッフに浸透させたのです。
そうすれば顧客はたまったものではありません。
作って届けるだけのはずの配達の人が
気の利いたフレンチレストランで味わう笑顔のサービスを実践されたら
どうでしょう。間違いなく「感動」です。
その結果
=リピート率(頻度)。口コミ(客数) 客単価 すべてが向上しています。
これらはすべて
Aさん流人材育成法のたまものです。
そして
この人材育成法はスタッフが勝手に育つ仕組みでもありました。
あっぱれ戦略家であり演出家「Aさん」でした。
しかもその育成法は、それもさりげない
ライバル店はその差に気づけません。
色々と学んでいる我々も聞かなければ見落したかもしれません。
それくらいさりげないちょっとの差で成果を積み上げているのです。
しかも意図的に。(再現性がある仕組み)
そんな訪問でした。
ありがとうございました!
Aさん本当にありがとうございました。
P.S.Aさんの会社のHPアドレスはこちらです
http://www.rvs.jp
松井洋治
株式会社ジャパンパーソナルコンピュータ
http://www.japanpc.co.jp
在宅ワーカー支援協会
http://www.zaitaku-sien.com
代表取締役/代表理事 松井洋治
〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2-10-13 横浜東口ビル402-A
TEL:045-444-2259(代) FAX:045-444-2258

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