イースター 島もまた、予想と予定とは違うことが起きた。
太平洋に浮かぶ島、イースター島。
チリのサンチィアゴから飛行機で6時間。
東京からだと乗り継ぎを繰り返し30時間以上かかる。
具体的には、モアイ像があることは知っていたが後は大した知識を持っていない。
何か、謎めいた雰囲気。
実は、ここには多くの期待は持っていなかった。
経験値を上げる一つとして世界3大不思議の一つを周るくらいの感覚だった。
アマゾンの後、サンティアゴに3日滞在してその後、3泊4日で訪れた。
イースター島への飛行機は、毎日飛んでいない。
行きも帰りも日、月、金、同様に週3日のみ。
飛行機を取るのも大変で割とすぐに満席になる。
宿泊先の価格は高め。
ここでの宿泊先は、イメージと金額が合う宿が、見つからず決められなかった。
ギリギリになって、割安感のある宿を選んだ。
行ってみるとホテル&レストランとあったが、それには程遠く日本で言う民宿だった。
英語では、ファミリーホテルと言うらしい。
部屋の前を犬が、全力で走っていく。そんな感じ
施設には色々と難があったが、ここには、これまでにない出会いがあった。
小さな宿ゆえに朝食は、滞在者が集まって一緒の食事になる。自然に会話が始まる。これは一般のホテルではまず起こらない。
夜に集まって飲みに行くなんて事も普通にある。
同じ飛行機で到着したのは、私ともう一人。
orlanyさん、彼女は、ベネズエラのドクター。
ドクターになったきっかけを聞いてみたところ元々献身的な性格でその延長線上にあったのが、ドクターだったようだ。
通常は、3交代制の激務をこなしている。
そんな中、COVID19の落ち着きで少し時間を取れたのだろう。
今回の騒動では相当な経験をされたようだ。
そんな彼女には、英語とスペイン語を話せるため絶大なサポートを受けた。すっかり旅のパートナーとなった。
初日は、夕方に空港に着いた。
送迎のリクエストは、していなかったが、空港を出た時に私の名前が書かれたボードがあった時はとても嬉しかった。
これも、今思えばアマゾンぼっち事件の後だからだろう。
(アマゾンについての大作は、消えてしまったので時間を作って近日再度執筆しよう。)
設備的にはかなり厳し環境だったが、人と言う意味では、とても献身的はサービス、サポートを受けた
イースター島は、いわゆる田舎の島。沖縄の小さな離島の雰囲気を醸し出す。
もちろんコンビニなんてない。
個人店のMINIスーパーが数店あるくらい。
発展することには、重きを置いていない。
それよりも最重要課題は、この世界的遺産を守りながら適度に観光客を受け入れること。
その為、厳しい入島審査もある。
きっと、あと10年たっても大して変化していないだろう。
今は、ローシーズンで夕方から夜は、寒い。
ダウンを着ることもある。
僕の部屋には、暖房も冷房もない。あるのは古びた扇風機のみ
2日目の夜は、寒くて凍えた。
そんなイースター島だが、多くの若者たちとの出会いがたまらなく嬉しかった。
宿には、1日のガイドが付いていたようで2日目の午前から1日かけて島のガイドをしてもらった。
もちろん、日本語ガイドはいない為、地元のガイド イオラニさんが担当してくれた彼は、スペイン語と英語が話せるので私とは英語と翻訳機、そして身体を使ったコミュニケーション。
でもね。なんか、分かるんだよね。お互い雰囲気で。
ツアーは、4人。ドライバーのアレクシーとガイドのイオアニ、そしてorlanyと私。
3人は、30歳前後。僕はちょっと上。(気分はね。)
色々な案内と質問の応酬。
1日も後半になるとプライベートの質問も飛び交う。
若者への突っ込んだ話は盛り上がる。
各所では、他のガイドさんともすれ違うことも多い。
彼らは、みんなお友達。
中盤で良く一緒になる若い女性のガイドのイティさん
彼女はオーストリアからの家族をガイドしていた。
そんな彼女も島の若者チームの一員 翌日の夜は、彼らを誘って交流会。
色々なメンバーが加わりとても新鮮。
中には、通称 マグロボーイ! 28歳のマグロ釣り漁船の名人も参加してくれた。
大きなマグロをどんどん釣り上げる。動画を見せてもらった。
さらに伊勢海老も結構な数、釣っている。
マグロは朝5時に出航。伊勢海老は夜の様だ。
次回は連れて行ってもらう約束をした。
そう、イースター島はマグロが捕れる。
カジキマグロが中心のようだが、カルパッチョにしたり焼いたり揚げたりもする。
島で食べる分だけ捕るのでとれる量も安定してるのだろう。
実は、モアイ像について日本人も大きく貢献してた。
1960年に起きたチリ地震の津波で多くのモアイ像は流されてしまったようだ。
そんなモアイ像の復旧に貢献したのが日本のTADANO。クレーンの会社だそうだ。
石碑が残っている。無償で支援をしたようだ。お金は日本政府も相当分出しているのだろう。
もう一つ、日本の誇りが自動車。
イースター島では、車は、びっくりするくらい長く乗る。
道路インフラは決してよくない。
そんな道路を古い日本車がガンガン走る。
なかでもスズキがNo1のシェア。
そこら中にスズキの車が走っている。
確かにサイズ感、用途が合っているのだろう。
そしてさらに良かったのがきれいな太平洋と大きな隕石の跡
たぶん、ここは映画「君の名は?」のモチーフになった場所だろう。
火山の噴火後にも見えるが隕石の跡ではないだろうか。これは多分、映画のアニメ『君の名は』のモチーフになった場所だと思う。
そっくり。
地球を感じる島『イースター島』
南米には、まだまだ本来の地球を感じられる場所が残っている。
こちらも渡航のお勧めのスポットとなった。
渡航の際はスーパーガイドとマグロボーイをご紹介いたします。